2013年4月にWindows XPのサポートが終了になるということで、オペレーティングシステム(OS)の移行を促す呼びかけを目にする機会が多くなったように感じます。
永い間利用されたOSであるからか利用者も多いXPですが、いざ移行するとなるとそこそこの費用がかかりますし、それが何台もとなれば腰が引けてし まうのも無理はありません。また、現状で動作しているものをわざわざ置き換えるということに抵抗を感じることも少なくないでしょう。
しかし、更新されないソフトウェアを利用し続けることはリスクであるということを忘れてはいけません。Windows XPに関しては『Windows XP を2014年4月のサポート終了後も使い続けることのリスク』]などのようにMicrosoftも注意を喚起しています。
そして、これはOS以外のソフトウェア(ウェブブラウザ、メールソフト、etc.)に関しても同様です。特にウェブブラウザは最新バージョンを保つことが推奨されています。
セキュリティソフトウェアによる対策を行えば充分という考え方もあると思いますが、それは決してセキュリティホールという“抜け穴”を塞いでいる訳ではありませんから、検出できない攻撃をされた際には脆弱なままとなってしまいます。
ネットワークに接続していないコンピュータであれば大丈夫というお話もありますが、“外部とデータのやりとりを行わないコンピュータ”というのはあ まり現実的ではないでしょう。悪意あるソフトウェアは直接インターネット経由でなくてもUSBメモリなどからでも侵入してくるからです。もちろん極めて特 殊な例としては孤立したコンピュータによる業務というのもあるでしょうが、やはりそれは特殊な例だと思います。
無料のソフトウェアはもちろん、有料のソフトウェアであっても安全性や動作不具合にまつわるバージョン更新は無償であることがほとんどですし、有名なソフトウェアは何らかの形で自動更新する仕組みが備わっていたりしますので手間も少なくて済みます。
最新バージョンに更新したからといってセキュリティ対策はそれだけで充分とはならないのが難しいところではあります。最新にしたからといって“未だ 見ぬ脅威”には対応できる訳ではありませんし、稀にですが“最新にしたために新たな脆弱性を作ってしまった”というケースもあります。ですが、だからと いって最新にしなくて良いことにはなりません。なにより“既に発見されている脆弱性”へ対処しなくてはならないからです。
どこまで行っても絶対な安全はありませんが、リスクを抑える方法はいくつもあります。そして、ソフトウェアを最新バージョンに保つというのは確実に効果のあることなのです。
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