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IP(インターネット・プロトコル)について その4:TCP/IPの誕生


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ARPANETによってパケット通信を利用した複数コンピュータを接続する通信網(コンピュータネットワーク)が生まれましたが、めでたしめでたしで終わった訳ではありません。事前にあれこれ想定してトラブル対策をしても、やってみて初めてわかる問題もあるというのが世の常です。様々なチャレンジの結果、「ひとつの仕組みで全部まとめて責任持って通信するより、通信の役割分担をしてそれぞれがそれぞれの責任範囲で通信する方が良くね?」ということになりました。あ、いや、こんな今時の軽い言葉ではなく真面目な話だったとは思いますが。

と、まぁ、こういった経緯で、一般に“TCP/IP”と呼ばれる仕組みが生まれました。これはTCPという規約とIPという規約の2つをまとめての呼称ですが、もともとは一つだったのを2つに分けたもので、別々の規約ではありますが強い関係を持っています。

先に説明したように、IPは荷物を届けます。ですが、何らかの理由で荷物が届けられなかったらスゴスゴと返ってきてしまいます。更には発送から長い時間が経過している荷物を見つけると、なんと荷物を捨ててしまうのです(しかも、捨てたことは報告しません)。もちろん、こういう動作にはキチンと意味があるのですが、なんとも不安になる仕事ぶりですね。しかし、このフリーダム過ぎるIPを仕切ってくれるのがTCPというものです。

TCPの役割は、「配送管理」です。TCPは送信元と送信先にそれぞれいて、このTCP間のやり取りをIPが担うという形です。まずTCP同士が「TCP様。お世話になっております。TCPです。つきましてはデータをください」とかなんとか挨拶して通信が始まります。対して連絡を受けたTCPはIPにデータの配送を指示します。届けられずにスゴスゴ戻ってきたIPには「このルートなら行けるからソッチから行きなさい」と指示します。待ち受けのTCPの方は、データが届くと配送漏れや重複がないかチェックします。もし何らかのミスがあれば、送信元に連絡します。

文章にしてみると作業の無駄が多い気もしますが、どのようなコンピュータがどれくらい接続されるか解らないネットワークでは、このようなやり方が妥当なのでしょう。その証拠に、TCP/IPを利用しているインターネットはとても普及しているのですから。

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