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Web関連

見てもらうために/Webアクセシビリティの話し


WWW WATCHにて「Webアクセシビリティを身近に感じてもらうためのごく簡単なお話」という記事がありました。アクセシビリティって面倒とか難しいとか、そのような印象を持ってしまっている方に是非読んでいただきたい記事です。いや、もちろん、面倒くさかったり難しかったりする部分が無いわけではないのですが、全体としてはそこまで面倒だったり難しかったりはしないと思うのですよ。

さて、「Web Accessibility(ウェブアクセシビリティ)」というと、高齢者や障害者向けなど、限られた一部の人達に向けて、特別な対策を取ることだと思っている方もいると思いますし、これはWebサイト制作を仕事にしている人の中にも同じような考えの人、いるんじゃないでしょうか。

(中略)

しかし、本来、Webアクセシビリティとは、「その情報に利用者がアクセスできるか?」という単純な話であって、ガイドラインなどは、この「アクセスできるか?」について「こういう風に作っとけば比較的広い範囲の利用者がアクセスできるWebコンテンツになるよ」と書いているだけです(単純化しすぎだと怒られそうですが……)。

せっかく作ったWebサイトですから、利用者がアクセスできなかったら勿体ない話です。だから、アクセシビリティに配慮する方が得なのだ、と意識するのが良いと思います。Webサイト制作の最中に意見の衝突や対立が発生したならば、どちらを選ぶとより得なのか、という基準で考えても良いかもしれませんね。

尤も、漠然と「得なのだ」と思うのも大変ツラいわけでして、具体的にどういうメリットがあるのかを(ザックリとでも)把握しておく方が良いでしょう。上記記事によれば「アクセスできるWebコンテンツ」とは・・・

  1. 様々なブラウザ、およびそのバージョンでアクセスして情報が取得可能(完全に同じ見た目、機能が提供されるべきという意味ではない)。
  2. 様々なデバイス(画面が小さい、マウスが使えない、Flashなどプラグインが使えない…etc)でも情報取得が可能。
  3. 様々な条件(回線が細い、JavaScriptが無効、あるいは読み込めない、画像が無効、あるいは読み込めない…etc)でも最低限の情報取得が可能。
  4. 身体的なハンデキャップがある人でも情報取得が可能(歳をとって目が悪くなったなども含めて)。

という基準を提案されています。大事なのは「情報へアクセスできる」ことであり、決して「同じように表示される」ことではありません。ユーザの閲覧環境が極めて多彩になってきた現在、同じように表示されることに拘泥するのはデメリットの方が多いのではないかと思います。

もちろん、アクセシビリティへの配慮をした方が良いとは思いますが、常に最大限に対応すべしとまでは思いません。時間、工数、費用、技術などなど、どうしてもできない、間に合わないことあるでしょう。大事なのは「何を実行し、何が未着手なのか」を自覚することではないかと思います。何となくやるより、「Aはできる、Bは別の方法で、Cは今回あきらめる」などのように明快な意図を持って制作することで、アクセシビリティへの理解を深めていけるのではないでしょうか。

なんか、「理解を深める」とかエラソーですけれど、話としては冒頭の「どっちが得か」と変わりありません。幸いなことに、Web標準を強く意識するだけでも、かなりのアクセシビリティを確保できちゃったりもします。ですから、素直に、シンプルに(イージーではなく)、制作をしていくのが実のところ一番の近道だったりするのです。

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