事業内容・サービス内容が変わったり、Webサイトを立ち上げて数年以上が経ち仕様が古くなっていたり、当初と運用目的が変わったりと、Webサイトは会社の状況に合わせて随時改善・肉付けが必要なツールになります。
今回は「Webサイト改善・リニューアルの際はこの1点に注力すること」ということで解説していきます。
・自社サイトが古くなってきているのでリニューアルを検討している
・Webサイトを改善して集客力をつけたい
・新規でホームページ制作を検討している
などの方にご参考いただければと思います。
まず、改善を検討するには「なぜ改善するべきなのか?」を考える必要がありますよね。当たり前のことだと思いますが、意外と「何となく」という感覚の人も多いです。
「何となく」で始まったリニューアルや改善は、方向性がブレやすく、また予算・スケジュールもブレブレになりやすいので注意が必要です。
例えばですが以下があります。
(1)既存のWebサイトを活かしつつ、一部改善したい
(2)取引先向け用に簡易的な会社ホームページがほしい
(3)デザインが古いので、今風の新しいデザイン・レイアウトにリニューアルしたい
(4)ホームページからの集客(アクセス数)を強化したい
(5)問い合わせ数(結果的には商談数)を増やしたい
その他にも現在のシステムバグを改善したい、既存の業者から変更したい、保守・運用をお願いしたい、などのケースもありますが、改善・リニューアルという点になると、おおよそこの5項目になると思います(組み合わせることもあります)。
この場合ですが、
・自社運用なのか?
・既存業者がいるのか?
・新規で業者に依頼するのか?
3つの運用状況を元に、改善を検討する必要があります。
多くは、自社運用・既存業者から、新規で別の業者に依頼を検討するケースになると思います。
費用は数万円〜という規模になります。
こちらは、既存のWebサイトが古いものや、まだホームページを持っておらず新規で作成したい場合などに、検討するケースが多いです。
まずは対外的に会社の信頼を得たい、などを目的に制作を行います。
費用は20万円〜という規模になります。
こちらも前述の(2)と理由が似ていますが、それに追加して、
・事業、サービスを見やすくしたい
・事業、サービスを伝わるようにしたい
・会社の歴史などをもっと詳しく見せていきたい
・採用者が興味を湧くようなデザイン・レイアウトにしたい
などがあります。
状況によっては、検索機能などのプログラムを導入することにより情報整理・使い勝手の良いWebサイトを目指して改善・リニューアルするケースがあります。
費用は50万円〜数百万円という規模になります。
こちらは(3)と合わせて改善・リニューアルするケースが多いです。
自社の事業・サービスをしっかりと見せつつ、集客も行っていきたいという感じになります。
主に、Webサイト全体の内部SEO施策を強化してきます。
・事業、サービスの検索キーワード調査
・上記の需要調査
・事業、サービスページのコンテンツ、構成案の作成
・内部SEO施策の実施
といった流れになります。
集客ができるようにページ構成を組み立てていくことが非常に大事です。
また、状況・時期に合わせてリスティング広告、コンテンツマーケティングなどを追加していきます。
費用は50万円〜、運用費が月数万円〜という規模になります。
こちらは(4)に追加して改善・リニューアルを行っていきます。
コンバージョンを上げるために、現状の把握から、新たな施策の検討・導入を行っていきます。
状況により、MA・CRMツールなどを併用していきます。
Webサイト制作会社のノウハウ・経験はもちろんですが、クライントとの円滑な関係性・コミュニケーションが重要になってきます。
費用は50万円〜、運用費が月数万円〜という規模になります。
前述の内容ほど細かく洗い出す必要はありませんが、改善・リニューアルの方向性が決まったら、次は以下の準備を行なっていきましょう。
・必要なページ、必要じゃないページ
・何に注力したいのか(事業情報・会社情報・採用情報など)
・どうしたいのか(カッコよく・会社のイメージに合わせて・集客強化・問い合わせ強化など)
・運用はどうするか(なるべく自社で更新したい・業者に外注したい・特に運用は考えていないなど)
・費用はどれくらいか
・期間はどれくらいか
ここら辺が決まってくると、改善・リニューアルの骨子が見えてきます。
あとはWebサイト制作業者さんからの提案などを織り交ぜて詳細を詰めていく流れになります。
事前に、サイトマップや仕様書なども作れればベストですが、手間と経験が必要になりますので、自社の状況に合わせて対応してください。
改善・リニューアルの際の重要なポイントは、デザイン・レイアウトなどではありません。
重要なのは、
・情報の洗い出し
になります。
デザイン・レイアウトはある程度のサンプル数もあり、Webサイト制作業者との認識を合わせるのも容易いですが、情報の洗い出しについては、ノウハウが少なく「他社を参考に・・・」という訳にもいきません。以前の情報をそのまま使ってしまうと、見た目だけが変わって、内容は変わり映えのしないサイトになってしまいますので注意が必要です。
まずは以下を実践しましょう。
・注力したいページは何か?
・そのページにどんな情報を掲載したいか?(項目毎に)
上記を基礎に、
・他社との差別化できるポイントはあるか?
・自社の強みはあるか?
・そのページに対する第三者視点での評価はあるか?
を探してみましょう。
そして、
・過去の失注理由を洗い出す
・商談までの流れを作る
ことが大事です。最初は項目にして、その後文章化する必要があります。
見栄えのよいデザインはもちろん大事ですが、それは最低条件として、大事なことは「情報の洗い出し」になります。
この情報に内部SEO施策を導入してページを作っていく必要があります。
・情報の洗い出し
・構成、内部SEO施策
・文章化
・ページ作成、デザイン
・html化
という流れになります。
「情報の洗い出し」ができるようになると、自社の特徴がわかりやすく、他社との差別化ができるようになります。
グルコムでは、クライアント毎に独自のヒヤリングシートを使用して、特徴や差別化ポイントを洗い出していきます。
Webサイトの改善・リニューアルをご検討の方はお気軽にご相談ください。
17年900サイト以上の実績があるウェブマーケティング・制作会社。
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