製造業のホームページ制作ですが、集客はもちろん必要ですが、やはり商談までに如何に結びつけるか?が大事ですよね。
商談に結びつけるためには「○○管理」が必要で、リード獲得するためには「3つの○○」が必要です。
そして製造業のホームページ制作で最も重要なページ、それは「○○情報ページ」になります。
今回は、製造業のホームページ制作は何が必要?集客からリード獲得や商談までのアプローチ方法も解説!ということで紹介していきます。
今回の内容は、集客・リード獲得を目的としたホームページを制作する。という前提で解説を進めていきます。
例えばですが、取引先・金融機関向け等に見てもらうための簡易的なホームページを作りたい場合は、以下のページがあればOKです。
・トップページ
・事業紹介ページ
・会社情報ページ
・お問合せページ(なくてもOK)
・個人情報の取り扱いページ(なくてもOK)
ホームページとしては小規模なものになりますが、相手に信頼を与える。という意味では十分役に立つホームページになりますので、こちらで問題ありません。ただし、掲載する内容はしっかりと考えて、事業目的が伝わる様な情報を掲載していきましょう。
それでは本編解説していきます。
製造業で集客・リード獲得を目的としたホームページを制作する場合ですが、一番重要度が高いのが、
・製品情報ページ
になります。
このページの掲載内容(構成)をどうするかによって、その後のホームページ制作・運用の成否がわかれるぐらい大事な項目になります。
製品情報ページをつくる上で必要な項目ですが、以下になります。
・製品情報は各製品ごとにページを作る
・個別ページでは、以下項目を掲載する
・製品名
・番号(カタログ、規格、製品の番号等)
・製品写真
・紹介文章
・用途
・機能
・製品スペック
・導入事例
・お客様の声(※掲載できれば)
・お問合せ、資料請求等への誘導リンク
上記を掲載しましょう。ここで意識することは、ユーザーがインターネット検索をした際に、様々な内容で検索をしていることを考えることです。
例えばですが、
・両面テープ 防水
・3dプリンター 光造形
・工業用トレー 規格品
・電子部品 トレー
・icカード 社員証
など、製品名、用途、機能など複数の単語を掛け合わせて検索をしています。
こういった検索需要に対して取りこぼしがない様に、製品情報ページを作る際は、構成をしっかりと考えて制作を行いましょう。
また、製品ページについては、必ず製品ごとにページを分けてください。良くみかけるケースとしては、製品ページを1ページにして概要を一覧で掲載してしまうケースがあります。
これをやってしまうと、個別に製品ページを作る場合と比べて、集客力は格段に落ちてしまいます。
(類似・グレード違いで一緒に掲載することはOKです)
各ページに「専門性」をもたせて「コンテンツを充実した」ページにしましょう。
製品情報ページの次に大事なのが、導線と機能を考えることです。
なるべくユーザーが自社ホームページに訪れた際は、1ステップか少なくとも2ステップで「お問合せ・資料請求」ページに誘導できる様にしましょう。
(1)トップページ → 製品情報ページ → 「お問合せ・資料請求」ページ
(2)製品情報ページ → 「お問合せ・資料請求」ページ
(3)コンテンツページ → 製品情報ページ → 「お問合せ・資料請求」ページ
など、ユーザー導線を想定して、対象のページへ誘導リンクを設置することが大事です。
そして、製品情報が多くある場合は、
・サイト内検索機能
を導入しましょう。前述の「製品情報ページの作り方」で、製品名や用途・機能などを掲載していると思いますので、そちらで検索した際にヒットさせることが重要です。
・なるべくユーザーを待たせない、迷子にさせない
が大事です。スムーズに自然に「お問合せ・資料請求」ページに誘導することを心がけてください。
製品情報ページの次に重要なページが「コンテンツページ」です。こちらのページは主に、
・コンテンツマーケティング用
・Q&Aやお役立ち情報、集客用の記事情報を掲載
・各記事には必ず内部SEO施策をする
・毎月アクセス解析等で成果状況を確認して、随時加筆・修正をする
を行います。集客の要になります。
コンテンツページの作り方ですが、事前に自社用の検索キーワードを調べてリストアップしましょう。そして需要がある検索キーワードか精査後に、その検索キーワードに合わせたコンテンツを作っていきます。
コンテンツページを作る際は、ブログシステムを導入して運用するやり方が良いと思います。
自社でも更新ができ、運用負担も軽減できます。
・自社用の検索キーワードをリストアップ
・需要がある検索キーワードか精査
・検索キーワードに合わせたコンテンツ制作(3000文字以上が理想)
・ブログシステムを導入、運用検討
・運用スタート(スタート時は月3回ぐらいの更新からスタートでもOK)
・アクセス解析等で状況の把握(投稿した記事の検索順位、クリック率等)
コンテンツページから、製品情報ページへの誘導や「お問合せ・資料請求」ページへ誘導することも忘れない様にしましょう。
このページの目的は「集客してリード獲得のキッカケになること」です。
ここでは、製造業のホームページでの集客種類と方法について解説していきます。
集客の種類ですが、以下があります。
・ホームページ自体からの集客(内部SEO施策)
・リスティング広告
・SNS運用、広告
・YouTube運用、広告
・ポータルサイトへの掲載
ホームページ自体からの集客については、前述の製品情報ページ・コンテンツページを作成して集客を行なっていきます。
内部SEO施策のメリットですが、
・一度集客の流れができると中長期的にユーザー流入が見込める
ことです。デメリットですが、
・成果が出るまでに期間がかかる
ことです。半年〜1年を見て成果確認しましょう。決して数ヶ月で成果がでるものではありません。
そして、リスティング広告については、
・Google広告
・Yahoo!広告
などで集客を行います。メリットですが、
・クリック型課金なので小予算でスタートできる
・予算管理がしやすい
・広告なので即効性があり、スタート時すぐに成果が出る
デメリットですが、
・広告予算がかかる
・広告管理が自社で難しい場合は外注する必要がある
・広告をやめると成果も止まる
・ランディングページ制作など追加制作が必要な場合がある
上記になります。理想としては、まずは、ホームページ自体からの集客(内部SEO施策)を初めて、状況に応じてリスティング広告を並行して検討しましょう。
主に、
・Facebook(フェイスブック)
・Instagram(インスタグラム)
・Twitter(ツイッター)
・TikTok(ティックトック)
などがあります。
SNS運用のメリットですが、前述の「ホームページ自体からの集客(内部SEO施策)」「リスティング広告」とは違うユーザー層の獲得が期待できます。内部SEO施策、リスティング広告は主にインターネット検索ユーザーになり、SNSの場合は、SNS利用ユーザーになるからです。
デメリットですが、
・運用コストがかかる
ことです。SNSは無料で始められることもあり、多くの企業が導入を検討しますが、導入をすると、ある程度のコンテンツ配信を定期的に続けなければなりません。
記事ネタを考えることから初めて、記事の作成・掲載写真の作成をする必要があります。
導入する際は、中長期的に配信が可能か?自社良く検討してから導入を行なってください。
SNS広告については、こちらは
・インプレッション課金(広告の表示回数に従って課金)
・クリック課金(広告をクリックした回数に従って課金)
・エンゲージメント課金(広告に対してユーザーがエンゲージメントを起こした時点で課金)
上記課金方式があります。リスティング広告と違うところは、ターゲティングをより絞った内容で広告を配信することが可能です。
YouTubeの運用ですが、こちらはSNS運用と似ていて、メリットとしては、YouTubeにいるユーザーに対してPRができることです。
広告も同様になります。
デメリットですが、こちらもSNS同様に
・運用コストがかかる
ことです。動画作成を行う必要がありますので、慣れるまではSNS運用より運用コストがかかることがあります。
ただ、製造業の場合、SNS運用よりもYouTube運用の方が向いているケースがあります。
・製品PR紹介
・製品過程の紹介
・製品製作者の紹介
など、文章・写真だけでは伝えきれないコンテンツ配信が可能になります。
こちらですが、主に
・イプロスものづくり
・MONOist
・icop
などのポータルサイトへ掲載する方法です。メリットですが、ポータルサイトの傾向にもよりますが、集客以外でも資料請求などのリード獲得が期待できます。
デメリットですが、
・掲載費用がかかる
・本サイトの製品情報を更新した際に、ポータルサイトに掲載した製品情報も更新する必要がある
などがあります。
ポータルサイトについては、掲載した際に、自社ホームページにリンクを設置できる様でしたら、SEO施策強化にも繋がりますので、集客以外での効果も期待できます。
集客などについての詳細は以下記事にも掲載していますので、選定する際に参考にしていただければと思います。
ここまで集客や導線について解説してきました。ただ製造業のホームページを制作・運用したときに、大事なことは
・商談に結びつける
ことですよね。商談に結びつけるためには、問合せ等のリード獲得が大事です。それでは商談に結びつけるまでにどういった施策を行えばいいのか?解説していきます。
まずはリード獲得ですが、フォーム間口を3つ作成しましょう。フォーム間口ですが、主に、
・問合せフォーム
・資料請求フォーム
・ホワイトペーパーフォーム
になります。
ホームページに来訪したユーザーは、全てが「すぐに問合せしたい」というユーザーではありません。
・問合せをしたい
・とりあえず料金、概要を知りたい
・情報収集したい
など主に3つの層に分かれます。
問合せフォームしかない場合、残り2つのユーザー層を取りこぼす可能性がありますので、フォーム間口は3つ用意しましょう。
前述の3つの層に合わせて顧客管理をしましょう。MAツールやCRMで顧客管理ができるとベストですが、ツールによっては難解で導入コストが高くつく場合があります。顧客管理については慣れるまではエクセルなどの管理で問題ありません。
大事なことは、
・リード獲得した時期
・ユーザー層の種別分け
・ユーザーの状態(失注・メール連絡済み・成約・商談予定 など)
を管理することです。
問合せユーザーについては、比較的に早い段階で商談に結びつけることが可能ですが、それ以外のユーザーについては長期化します。
・メールマガジン
・キャンペーン案内
・商談案内
などメールテンプレート化して、定期的にアナウンスすることを忘れない様にしましょう。
まとめ
今回は、製造業のホームページ制作は何が必要?集客からリード獲得や商談までのアプローチ方法も解説!ということで紹介してきました。
商談までに結びつけるためには、この集客・リード獲得・顧客管理・商談までのアプローチの流れがしっかりとできていないと、効率的に成果が出づらくなってしまいますので注意が必要です。
自社の人員が足りない場合はうまく外部パートナーと連携して運用していきましょう。
17年900サイト以上の実績があるウェブマーケティング・制作会社。
集客から見込み客の開拓・既存客との関係構築・維持、土台であるウェブ制作まで、一気通貫できる視野・サービスを提供できることが強み。サービス紹介ページはこちらから